InDesignで見開きからはじまるドキュメントを作る

InDesignで普通にドキュメントを作ると、右綴じなら奇数ノンブルが左、左綴じなら奇数ノンブルが右ページになります。最初のページが奇数ノンブルだったら単独ページ(見開きでなく片方だけのページ)になる。当然ですね。
なので見開きからはじめたい場合は最初のページのページ番号を偶数にすればOKなのですが、あえて奇数ノンブルからはじめたい場合はちょっとややこしい。

というわけで、いつもわかんなくなるので自分用にメモ。以下、メニューの名称等はWindowsInDesign CSに基づきます。

見開きページではじめたい場合(偶数ノンブルはじまり)

  1. 普通にドキュメントを作成する
  2. ページパレットで先頭ページを選択し、メニューの [ ページ番号とセクションの設定 ] で [ ページ番号割り当てを開始 ] にチェックして偶数を入力する

見開きページではじめた新規ドキュメントを作りたい場合(奇数ノンブルはじまり)

  1. 実際のページ数 + 1ページでドキュメントを作成する
  2. ページパレットメニューの [ ページを移動許可 ] を「オフ」にする
  3. 1ページ目を削除する

作業途中で見開きに変更したくなった場合(奇数ノンブルはじまり)

ええ、なぜかあるんですこういうことが。。*1

  1. ページパレットメニューの [ ページを移動許可 ] を「オン」にしておく
  2. ドキュメントの先頭に1ページ挿入する
  3. [ ページを移動許可 ] を「オフ」に戻す
  4. さっき挿入した1ページ目を削除する

移動許可をオフにした状態でページを足しても、単独ページが増えるだけで見開きになってくれません。デフォルトではオンになってるはずだけど、いじっちゃってたときはオンに戻してからやること。


[ スプレッド分離禁止 ] ?

ページの移動を制限する設定としては、同じページパレットメニューの [ スプレッド分離禁止 ] というのもあります。
要するにこれも現在のページ配置を固定するものなんですが、ドキュメント全体の設定である [ ページを移動許可 ] に対して、こちらは選択したページのみ固定します。
複雑なものを作りたい場合はこっちを使うのがいいけど、単純に見開きにしたいだけだと結局全スプレッドを分離禁止にすることになるので、ちょっとめんどくさいかも。

参考

ていうか、ここにまとめて書いてあるんですけどね。しかも丁寧にたっぷり画像つきで。
InDesignの勉強部屋_CS3_見開きから始める

*1:むしろこれを書きたいがためのエントリだったです